「トイレが詰まってしまったけど、業者を呼ぶのは高いし、自分で何とかできるかな…」
「大量にトイレットペーパーを流してしまったせいかも、どうすればいいんだろう…」
こんな不安を感じている方も多いかもしれません。
実際、トイレの詰まりはトイレットペーパーの使いすぎや排水管の状態が原因で起こりやすいものですが、正しい手順を踏めば自力で解消できる場合も多いです。業者を呼ぶ前に、まずは自分で試してみましょう。
この記事では、トイレ詰まりに悩む方に向けて、
- トイレットペーパーが詰まる主な原因
- トイレ詰まりが発生した時の緊急対処法
- トイレのつまりを放置することで起こるトラブル例
上記について、筆者の経験を交えながら解説しています。
トイレのトラブルを早めに解消して、家族や自分の生活をスムーズに保ちたいですよね。ぜひ参考にして、まずは自力で試してみてください!
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Contents
トイレットペーパーでトイレが詰まる原因とその解消法
トイレのトラブルの中でも、トイレットペーパーの詰まりはよくある問題です。しかし、なぜ詰まってしまうのでしょうか?ここからは、トイレットペーパーが詰まる原因について解説し、トラブルを未然に防ぐためのポイントもお伝えします。
一度に大量に流した
一番多い原因の一つが「一度に大量のトイレットペーパーを流すこと」です。特に家庭や店舗などで、来客が多い場合には注意が必要です。例えば、子供がトイレを使用した際、トイレットペーパーを大量に使ってしまうことがあり、親が気づかずに一度で流すと詰まりが起きやすくなります。ある家族の例では、幼稚園の子供がトイレットペーパーを無制限に使い、詰まりを引き起こしてしまったため、結果的に業者に高額な修理を依頼せざるを得ませんでした。
このような場合、数回に分けて流すことが推奨されます。ペーパーを使いすぎないように教えたり、一度に流す量を調整することが、詰まりを防ぐための第一歩です。
水に溶けにくいトイレットペーパー
製品によっては、トイレットペーパーが水に溶けにくい場合があります。例えば、二重構造で厚手の高級トイレットペーパーや、フローラルな香りが付いた特別なトイレットペーパーは、普通のペーパーより溶解速度が遅く、トイレ詰まりを引き起こしやすいです。実際、ある家庭では、肌触りの良い高級ペーパーを使っていたところ、毎月のように詰まりが発生し、結局コストのかかる修理が頻発してしまったそうです。
もし詰まりが頻繁に起きる場合は、水に溶けやすいペーパーを使用することをおすすめします。市販の薄手タイプや、「すぐに水に溶ける」と明記された製品は、詰まりを予防するために最適です。
詰まりにくいトイレットペーパーの特徴
トイレの詰まりを防ぐためには、日常的に使用するトイレットペーパーの選び方が重要です。特に、詰まりにくいトイレットペーパーを選ぶことで、トイレのトラブルを未然に防げます。ここからは、詰まりにくいトイレットペーパーの特徴を詳しく解説します。
水に溶けやすい素材を使用している
詰まりにくいトイレットペーパーの最大の特徴は、水に溶けやすい素材で作られていることです。トイレットペーパーは、使用後に排水管内で素早く溶けることで、詰まりを防ぎます。特に「水に溶けやすい」と明記されている製品や、再生紙を使ったペーパーは、一般的に溶けやすく設計されています。
例えば、厚手のトイレットペーパーは使用感が良い反面、水に溶けにくくなる傾向があります。特に、水流が弱いトイレや古い排水管では、厚手のペーパーが原因で詰まりやすいことがあるので注意が必要です。薄手で水溶性の高いペーパーを選ぶと、排水管での詰まりリスクを減らせます。
適度な強度と薄さ
詰まりにくいトイレットペーパーは、適度な強度と薄さを持っています。強度が弱すぎると使いにくいですが、逆に厚すぎると水に溶けにくくなり、詰まりの原因となります。適度な薄さと強度のバランスを持ったトイレットペーパーは、使用時にも快適で、排水後もスムーズに流れやすいのが特徴です。
例えば、二重構造でありながらも、薄くて水にすぐに溶けるトイレットペーパーは多くの家庭で支持されています。こうした製品は、詰まりのリスクを軽減し、かつ使用感も損なわないため、トイレの環境に優しい選択となります。
無漂白や再生紙など、環境に優しい素材
詰まりにくいトイレットペーパーの中には、無漂白や再生紙といった、環境に配慮した素材で作られているものもあります。これらのペーパーは、化学薬品を使用せず、自然分解が早いため、詰まりにくいのが特徴です。
例えば、再生紙を使ったトイレットペーパーは、水分に触れると分解が早く進むため、使用後にトイレ内で速やかに崩れ、排水管の中で詰まるリスクが低くなります。環境にも優しい選択でありながら、トイレの詰まり防止にも役立つため、家庭でも安心して使えきます。
詰まりにくいトイレの特徴
トイレが頻繁に詰まると、日常生活に大きなストレスを感じることがあります。しかし、トイレの選び方や設置環境によって、詰まりにくく快適に使用できるトイレを手に入れられます。ここからは、詰まりにくいトイレの主な特徴について見ていきましょう。
強力な水流を持つトイレ
詰まりにくいトイレの最も大きな特徴は、強力な水流を持っていることです。強い水流が一気に排水することで、トイレットペーパーや排泄物が詰まることなくスムーズに流れていきます。最近の高性能なトイレでは、少ない水量でも効率よく水を流せる技術が搭載されています。
例えば、タンクレストイレや最新の節水型トイレでも、渦を巻くような強力な水流を作り出す「トルネード洗浄」などの技術があります。これにより、節水しながらも詰まりにくく、効率よく汚れを流せるのです。
広い排水口と滑らかな排水管設計
詰まりにくいトイレは、排水口が広く、排水管が滑らかに設計されているのも特徴です。排水口が狭いと、トイレットペーパーや汚物が詰まりやすくなるため、詰まりを防ぐためには広めの排水口を持つトイレが理想的です。また、排水管の内側が滑らかであれば、汚れや紙が引っかからずにスムーズに流れやすくなります。
一例として、古いトイレでは排水管が狭く、紙や汚れが詰まりやすくなるケースが多く見られます。これに対して、最新のトイレは排水口が広めに設計され、詰まりを防ぐような工夫が施されています。また、排水管内の材質やコーティング技術も進化しており、汚れが付着しにくくなっています。
節水機能が優れているが流れが良い
現代のトイレは環境への配慮から節水機能が進化していますが、節水トイレの中には水流が弱く、詰まりやすくなるものもあります。そのため、節水でありながらも流れが良いトイレを選ぶことが大切です。特に、最新モデルでは少ない水量でも効率よく流れる構造が採用されており、詰まりにくさを保ちつつ、節水効果も高いものが増えています。
例えば、1回の洗浄で使用する水の量を大幅に削減しながら、強力な水流でしっかりと汚物やトイレットペーパーを流す「3Dターン式洗浄」などの技術を搭載したトイレがあり、節水しつつ詰まりにくい仕様となっています。
トイレにティッシュを流してもいいの?
トイレにトイレットペーパー以外のティッシュを流してしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。家庭用ティッシュは、トイレットペーパーと似たような見た目をしているため「流しても大丈夫だろう」と思われがちですが、実はトイレに流すことはおすすめできません。トイレが詰まってしまうリスクがあるため、適切な取り扱いを知ることが大切です。では、ティッシュをトイレに流す際に注意すべき点について詳しく見ていきましょう。
トイレにティッシュを流すときの注意点
まず覚えておきたいのは、家庭用のティッシュとトイレットペーパーの性質の違いです。トイレットペーパーは水に溶けやすく設計されているため、排水管内で詰まりにくいように作られています。一方、一般的なティッシュペーパーは水に強く、簡単には分解されません。そのため、トイレに流してしまうと、詰まりの原因になりやすいのです。
ティッシュを少量に抑える
万が一、どうしてもティッシュをトイレに流す必要がある場合は、少量に抑えることが重要です。大量のティッシュを一度に流すと、すぐに排水管で詰まってしまう可能性が高くなります。例えば、風邪を引いて鼻をかんだティッシュなどをトイレに流す場合、できるだけ少量ずつ流すようにしましょう。
具体例として、ティッシュを使った後、数枚まとめて流すのではなく、1〜2枚ずつ数回に分けて流すことで詰まりのリスクを減らせます。さらに、できる限りごみ箱に捨てることが最も安全な方法です。
トイレットペーパーとの併用に注意
また、ティッシュを流す際には、トイレットペーパーを同時に流す場合も注意が必要です。トイレットペーパーと一緒に大量のティッシュを流すと、トイレットペーパーが水に溶けた後でもティッシュが詰まりの原因となることがあります。特に、詰まりが発生しやすい古い排水管を使用している場合は、混雑が起こりやすくなるため、慎重に扱うことが重要です。
特殊なティッシュペーパーに注意
最近では、「水に流せるティッシュペーパー」も市販されています。このタイプのティッシュは、通常のティッシュペーパーよりも水に溶けやすく、トイレットペーパーに近い性質を持っています。ただし、こうした商品であってもトイレに流す際は必ず少量ずつ流すようにしましょう。また、製品ごとに流せるティッシュの量や条件が異なるため、パッケージの説明をしっかりと確認することが大切です。
トイレ詰まりが発生した時の緊急対処法
突然トイレが詰まってしまうと、焦ってしまいがちですよね。特に水が流れないどころか、逆に汚水が溢れ出してしまうと、パニックになることも。そんな時、慌てずに正しい対処を行うことで、被害を最小限に抑えられます。ここでは、トイレが詰まった時にすぐできる緊急対処法について具体的に紹介します。
まずは落ち着く
トイレが詰まると、ついパニックになりがちです。しかし、ここで焦ってしまうと状況をさらに悪化させてしまうこともあります。例えば、強引に何度も水を流してしまうと、詰まりがひどくなるだけでなく、水が溢れてしまう原因に。まずは一度深呼吸をして、冷静に状況を確認することが大切です。
周囲を確認し、汚水が溢れないようにする
次に行うべきステップは、トイレの周りの状況確認です。まず、トイレの水位が上がりすぎていないか、便器内の水が溢れそうになっていないかをチェックしましょう。もしも水位が上がっている場合は、絶対にもう一度流すのは避けてください。水を流すと、詰まっている場所にさらに圧力がかかり、便器から汚水が溢れ出る可能性があります。
この場合の具体例として、すぐに使用できるものとして、止水栓を閉める方法があります。トイレの後ろや横にある小さなバルブを右に回すことで、水の流れを止められます。これで一時的に水が溢れるリスクを回避できます。また、バスマットやタオルを床に敷いておくと、汚水がこぼれても、床へのダメージを抑えられるでしょう。
トイレのつまりを放置することで起こるトラブル例
トイレが詰まってしまった時、忙しさや少しぐらい大丈夫だろうという気持ちから「後で直そう」と放置してしまうことがあるかもしれません。しかし、トイレのつまりを放置することは、想像以上に大きなトラブルを引き起こす原因になります。ここでは、放置することで起こりうる具体的なトラブルを3つご紹介します。
異臭の発生
トイレのつまりを放置すると、最初に気づく問題は「異臭」です。詰まった排水管内に水や汚物が滞留することで、時間が経つと臭気が発生し、トイレ全体に嫌な臭いが充満することがあります。特に夏場や湿度が高い時期には、この臭いがさらに強まり、換気をしてもなかなか消えません。
階下への水漏れ
さらに深刻なのは、水が詰まり続けた結果、最終的にトイレから水が溢れ出すことです。特に、集合住宅や二階建ての家では、汚水が階下へと漏れ出し、建物全体に大きな損害を与える危険性があります。水漏れが発生すると、修繕費用も高額になり、放置していた代償が非常に大きくなることがあります。
近隣への被害
トイレの詰まりは自宅の中だけの問題にとどまらないこともあります。特に一戸建て住宅で下水道が共有されている場合、トイレの詰まりが原因で下水管全体に影響を与え、近隣の家にも被害を広げることがあります。排水が逆流して、他の家のトイレや排水口から水が溢れ出るような事態になれば、近隣住民とのトラブルに発展しかねません。
まとめ:トイレの詰まりを解消するために自力でできること
今回は、トイレの詰まりで困っている方に向けて、
- トイレットペーパーが詰まる主な原因
- トイレ詰まりが発生した時の緊急対処法
- トイレのつまりを放置することで起こるトラブル例
上記について、筆者の経験や専門知識を交えながら解説してきました。
トイレットペーパーの使いすぎが原因で詰まりが発生しても、ほとんどの場合は自宅で簡単に対処できます。特にラバーカップや洗剤、お湯などを使った方法は効果的です。しかし、どうしても詰まりが解消できない場合や悪臭・逆流が発生した場合には、早めに業者を呼んで対処することが安全です。
まずはご紹介した方法を試し、トラブル解決に向けて行動を起こしてみてください。お手伝いが必要な場合は、最短30分で駆けつける水Q.comがいつでもサポートします!応援しています。
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